今日はひどい雨が降った。
朝は降ってなかったので折りたたみの傘を持ってでた人も多いと思う。
私も折りたたみを持って出たが、今日の雨はぜんぜん役にたたなかった。

雨の日は決まってバスで帰ってくるのに、なぜか今日は鴨居から歩いて帰った。
ズボンのすそが濡れてどんどんしみてくる。

顔や鼻や耳が冷たくて、泣きそうになりながら
風に向かって前へ進んだ。

なんか、そんな思いをして家に帰るなんて
小学校の時通っていたそろばん塾以来だなぁと思った。



なぜか我が家では車の送り迎えがあまりされなかった。
まわりの子はみんな車で帰って行くのに、私だけは、カッパを着て長靴を履き
ぐちょぐちょになりながら、2キロくらいの道のりを帰る。
家に着くとあまりの悲惨な状況に泣いてしまうこともしばしばあった。

そんな可哀想な子供時代であったため
夢は「大人になったら車の免許を取って、家族みんなの送り迎えをしてあげること」だった。


現実に大人になって車を運転するとやはり、そのときのことを思い出す。
だから、迎えにきてくれることが当たり前だとは思わない。
だけど、その反面、雨が降るとなんだか可哀想で迎えに行かなきゃと思ってしまう。


今日はあんまりびしょびしょで、家に着くなり「おぉかぁさぁ〜〜〜ん」と
なぜか叫びうるうるしてしまった。



雨っておセンチね。